実家のお墓
平成元年、祖母が亡くなったのを機に、新しく建てたものです。この写真はちょうど3年前のお盆に撮影したものです。赤土に草がぼうぼうと生いしげています・・。
このときに墓の周りの敷石に数か所亀裂がはいつていて、土地も微妙に歪んでいるような感じをうけました。もう30年もたっているのだから劣化するのも当然です。
早速見積もりを取った結果は250万円ということでした。敷石が一本だからその金額なんだそうです。
私が亡くなった後は継承してくれる人はいないし、今後墓石にも時間の経過により劣化してゆくのは当たり前のことです。永大供養料をお支払いしてるのだからでは済まないはなしだと思いました。ボロボロの無縁墓が将来あると景観もよくないし、ご迷惑をおかけしてしまうとは思いましたが、修理は一旦保留としました。2年前に病気になり、いつ何時どんなことがおきてもおかしくないと感じたため、同じ霊園内の樹木葬へのお引越しをすることにいたしました。
樹木葬へのお引越し
墓じまいする際に見学させてもらいましたが、霊園内の前にある場所にしました。
さらしの袋にお骨を入れて埋葬する形式でした。家には今まで一緒に暮らしていた愛犬3頭のお骨があったので。それも一緒に埋葬しました。霊園側では敷地にお花を植えて管理してくれるので安心です。
愛犬たちを埋葬しないとならないとは思っていても、冬の雪の中に埋葬したくないと、大切にもっていましたが、何かあったときに、行き場がなくなるのは悲しいことなので、埋葬しました。
天国で父と祖母と一緒にいてくれるから、安心、安心と言い聞かせています。
感じたこと
祖母が亡くなり34年、お寺さんに骨上げのお経をあげてもらい、石材店の方と一緒に骨上げをしてさらしの袋にいれました。骨はまだしっかり残っていていました。土にかえるのには、まだまだ時間がかかるのですね!父は祖母が亡くなったとき、最後の愛の気持ちでお墓を建てたと思います。
お墓じまいをすることになり、申し訳ない気持ちもありますが。これが私ができる愛の気持ちだと受け取てくれたらうれしいと思っています。